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一流ビジネスマンが大阪出張に新幹線でなく飛行機を使うものすごくセコい真実の理由

急遽大阪出張が入った。飛行機に興味を持つ前ならば、当然のように新幹線で出張に行っていたはず。

今の私には、会社の金でマイルを貯めるチャンス!

実際にJAL、ANAともに羽田-伊丹路線の飛行機をものすごい便数で飛ばしており利用客も多い。

 

特に経営者層やビジネスマンなどに利用者が多いようだ!

そこで、今回は東京-大阪間について、新幹線と飛行機のどっちが優れた移動手段なのか、メリット・デメリット含めて詳細な検討を行った。

その結果、一流ビジネスマンが東京-大阪という短距離にもかかわらず、飛行機で出張を行う驚くべき真実の理由が見つかった。

今日はそのあたりをしっかりと説明したい。

 大阪出張に最適な交通手段は?

「沖縄に旅行に行って来たよ!」と言う人に「交通手段は何?」と聞く人はいないだろう。

福岡出張くらいだと、「飛行機だよね?」「いや新幹線で行った」などと言われることもある。

調べてみると一般的には「4時間の壁」があり、4時間以内の移動であれば新幹線を利用し、それ以上ならば飛行機の利用が逆転するという。

そして4時間の壁は岡山あたりにあると言われる。

ただこれには、広島空港のように、繁華街から離れているうえに電車やモノレールがないなどアクセスが不便な空港は敬遠され、福岡空港のような空港アクセスが極めて良い空港は利用者が増えるという傾向があることも影響しているだろう。

そうはいっても、九州に行くにはほとんど飛行機で、名古屋や大阪は殆ど新幹線。中国地方は半々くらいという実感でしょうか?

 

さて、「大阪はほとんど新幹線」と言いますが、実際にどうでしょうか?

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まず新幹線ですが、日本の大動脈である東海道新幹線は「のぞみ」だけで10分に1本(1時間当たり計6本)とものすごい過密なダイヤで新幹線を走らせています。16両編成で1323席ですので、実に一日当たり12万人もの乗客を運んでいる計算になります。

対する飛行機勢ですが、JALANAともに、羽田-伊丹路線は、1時間に1本ずつの計2本飛ばしており、併せると一日に30往復です。機材によって異なりますが、全て最大のB777だとすると1便当たり514席で、一日当たり15420人もの乗客を運ぶことが可能。

主力路線として大きな需要が支えていることがわかります。供給座席だけを見ると飛行機の割合が11%、新幹線が89%程度と推測されます。

 

しかし、実際の利用率等としては、飛行機が15%から20%程度となるようです。需給によって値段を代える飛行機に対して、新幹線はすべて一律料金ですので、飛行機の方が空気を運ぶことを嫌って少しでも満席にするからでしょうか?

 

ともあれ、新幹線よりも値段が高い飛行機は、「タイムイズマネー」をモットーとする一流のビジネスマンや経営者層などの堅調な需要によって支えられている(はずだという)ことが分かりました。

 

【所要時間対決!】実はたいして早くない飛行機

新幹線の最高速度は275km/hですが、飛行機の巡航速度は800km/h900km/hとその3倍。

そこで、実際の乗車時間を見てみると、東京-大阪間(新幹線)は2時間33分。羽田-伊丹間(飛行機)は1時間10分と飛行機は新幹線の半分程度の所要時間です。というのも、羽田-伊丹間は、飛行機は巡航速度ではほとんど飛ばず、上昇してすぐに下降する感じなので、結果的に移動中の時間は短縮はされるもののそこまで短いというわけではありません。

 

また、多くの場合、羽田空港よりも東京・品川・新横浜へのアクセスの方が良好。

伊丹空港は乗り換えでしか行ったことがなく、勝手に「大阪の繁華街からのアクセスがきわめていい空港」として、福岡空港-博多間のように10分とか15分で梅田や新大阪までアクセスできると思っていましたが、実際には伊丹-大阪駅(梅田)は、モノレールと阪急線を乗り継いで30分ほどかかるんですね。

ということで、東京-大阪間を飛行機(梅田駅)と新幹線(大阪駅)のアクセス時間を比べてみると

渋谷-大阪 新幹線3時間00分、飛行機3時間19

東京-大阪 新幹線2時間43分、飛行機3時間11

新宿-大阪 新幹線3時間09分、飛行機3時間27

横浜-大阪 新幹線2時間43分、飛行機3時間10

いずれも新幹線の方が2030分程度早く大阪駅に到着できます。

なお、飛行機利用の場合は、30分~1時間程度早く空港に到着することを想定しての時間です。(乗換案内利用)

余裕を持っての空港着ではなく、ギリギリでいい場合は、多少短縮できますが、それでも飛行機の方が新幹線より圧倒的に早いという状況にはなかなか難しそうです。

タイムイズマネーの合理的なビジネスマンなら新幹線の方が合理的なようですよね。

【利便性と快適性】新幹線の方が便利で快適です。

空港の近くでの仕事などを除いては、利便性も新幹線の方が高そうです。

首都圏なら、「東京・品川・新横浜」には全列車が停車するため、仕事先の最寄りの駅から乗車することができます。

羽田空港は空港アクセスが良いと言っても、モノレールや京急でのアクセスになるため、乗換等が必要です。

 

また、新幹線は10分に1本のペースで発車しており、予約変更等も容易で、万一満席でも自由席ならば乗車することができます。

飛行機の場合、乗り遅れた場合、各航空会社は毎時1本なので、ビジネス切符等の予約変更が可能なチケットだとしても搭乗できるのは1時間後の便。しかも満席だと搭乗できません。

 

それではシートはどうでしょう?

乗り物の座席の快適性を判断する目安として、シートピッチ(座席の前後幅)があります。

ヒートピッチが大きいほうが、足元に余裕があり、快適です。

東海道新幹線とJALを比較すると

790mm 飛行機のエコノミー
970mm 飛行機のクラスJ
1040mm 新幹線の普通席
1160mm 新幹線のグリーン車

と圧倒的に新幹線の方が広くて快適です。

【運賃】圧倒的に新幹線の方が安い!

新幹線は一部前売り切符やプラットこだまなどのツアー商品もありますが、ビジネス利用は考えにくく、ほとんどの人は、普通乗車券か往復乗車券を利用します。

東京駅-大阪間の運賃・特急券合わせると13,620円です。飛行機の場合普通運賃だと27,890円+電車賃1,057円の計28,947円と倍以上の値段です。なお、事前購入が必要で時間変更ができない「ウルトラ先得」運賃では9,590円と新幹線を下回る運賃で利用可能。

ビジネス出張で、2か月前までに予約してその後の予約変更が不可というチケットは厳しいですよね。

ただし、家族旅行等の場合、飛行機の方が安くなるケースもあります。ただ、新幹線の場合は、未就学児は無償、小学生は小児運賃で半額ですが、飛行機の場合は2歳児までは無償ですが、その後は大人に匹敵する料金を取られてしまうので、注意が必要です。

 

なお、ビジネス用途での出張の際にも飛行機は少し煩雑。

多くの場合だと運賃が決まっている新幹線は申請すればほぼ通るのですが、飛行機の場合は、いろいろな運賃種別があるため領収書や半券を提出する必要があるとことも多いようです。「普通料金で請求するけど、実際には割引運賃で乗って差額をポケットに」という輩が多いことが一時期問題になりましたからね。

 

【遅延は?】事故などのリスク管理も新幹線の方が安心

「飛行機は安全」と言われ一方で、「新幹線の安全神話が崩壊」など報道されることもありますが、圧倒的に新幹線の方が安全性が高いことに異論はないはず。とはいえ飛行機が事故にあう確率も天文学的に低いため、「安全だから新幹線に乗る」というのはとてもナンセンスな話です。

ただし現地に確実に到着するか、遅れはないかという点では新幹線に明らかに軍配が上がります。

ある年の飛行機(JAL)は、定時運航率が89.4%です。

ある年の新幹線は、定時運航率が95%程度とのこと。

これだけ見ると同じですが、異なるのが定時運航率の定義。飛行機は15分以内の遅れならば定時運行としてますが、新幹線の場合は1分以内の遅れのみが定時運行。

言い換えると、飛行機は、10回に一回は15分以上遅れる可能性がありますが、新幹線は、20回に一回しか1分以上の遅れは発生しません。

飛行機の場合、降雪等による欠航リスクも考慮する必要があります。

新幹線では、以前は関ケ原付近の降雪により運休することが多々あったようですが、現在では大幅に少なくなっています。

飛行機でも、羽田や伊丹空港が閉鎖されるほどの大雪というのはめったにありません。

もし、それだけの雪が降るような場合は、新幹線や飛行機などにかかわらず、首都圏の交通網が壊滅しています。

 

ただし、リスクとしては、飛行機には機材便のやりくりと、機材の故障による遅延や欠航の可能性があります。

飛行機の機材は、羽田-伊丹間を往復するだけでなく、札幌→羽田→伊丹などという運用をするケースがあります。

その場合、札幌が降雪がひどく飛行機が羽田まで飛ばない場合、伊丹に行く飛行機がないため欠航になってしまうことがあります。

もう一つ大きなリスクが、伊丹空港の門限です。伊丹空港は21時までしか着陸ができません。羽田-伊丹の最終便は2035分に到着予定なので、門限まで25分しかありません。

もし、間に合わない場合は関西国際空港に着陸して、そこからバス等で送ってもらうことになります。

25分というと余裕があるようですが、前述したとおり、10回に一回は15分以上遅れる可能性があることを考えると、決して安心できる時間ではないんですよね。

 

ということで、安全性や、到着時間等を考えても、新幹線の方が安心と言ってもよいでしょう。

 

一流のビジネスマンは新幹線になくて飛行機のみにあるたった1つのことで飛行機を選ぶ

ここまでの調査で、「飛行機よりも新幹線の方が早くて便利、安くてリスクにも強い!」ということがわかりました。

しかし、これだけだと、どうして「20%の人が飛行機を選ぶのか」の説明が付きません。

飛行機には、これまで説明していなかった新幹線にはない1つのメリットがあります。

それが「上級会員制度の存在」です。

 

上級会員制度とは、飛行機会社特有の制度です。

JALANAどちらにも同様の制度があり、ある一定の回数や距離を搭乗すると、上級会員として、それ以後のフライトで、ドリンクや軽食が提供されるラウンジが利用できたり、飛行機に搭乗する際には、優先受付窓口などが利用できるのです。

階層社会がほぼないと言われる日本の中で、一度航空会社の上級会員は体験するとやめられません。

混んでる受付窓口を横目に、最優先で手続きをしてもらえる優越感。待ち時間を快適にすごせるためのラウンジ。

より丁寧に接遇してくれるCAさんなどなど。東海道新幹線の自動改札・待合室・車掌さんとは比べ物にならないくらいの快適感です。

 

飛行機に乗る自称一流のビジネスマンは早く効率的に移動したいと思って飛行機を選んでいるわけじゃありません。

間違いなくゆっくりのんびりできる環境を求めて、新幹線より飛行機を選んでいるだけです。

上級会員になるのは簡単ではないから会社の金でなりたがる

しかしこの上級会員になるのは簡単ではありません。JALの場合は、50000FOPの搭乗が必要です。FOPとは航空会社が独自に定めるポイント制度。羽田―伊丹に一度搭乗すると、960FOPが付与されます。そのほか50回搭乗した場合も上級会員になることができます。この制度は基本的にはANAも同様です。

 

さて、この上級会員ですが、一般ユーザーが旅行や帰省だけで到達するのは極めて困難です。ツアーや割引航空券ではなかなか到達しません。

したがって自称一流のビジネスマンは、この上級会員の資格を取得・維持するため、あるいは上級会員の恩恵を受けたいがために飛行機に乗っているのです。

 

飛行機会社も巧みにこの制度を利用させています。それはマイレージ番号は1つしか所持できないという制度。

もし社用と私用でマイレージ番号を持つことができない制度となっています。

結果的に社用の利用でも私用マイレージ番号にポイントを付与して、家族旅行やゴルフ旅行なんかで使うことができちゃう仕組なんです。

 

社用車に乗るVIP以外は、ほぼCA・おにぎり目当ての現実

もちろん社用車があったり、高齢のVIPなんかだと、車移動なので、アクセス時間は異なるかもしれないけど、首都圏なら間違いなく電車の方が確実で早いので、本当の効率性を求めると、新幹線以外にはないのが現実。

 

結局それなのに、飛行機に乗るのは、「上級会員資格が欲しい・維持したい」か、「CAさんやグランドスタッフさんと会話したい」か、「ラウンジでビールやおにぎりを食べたい」という理由に尽きるはず。

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以上のことを踏まえたうえで、ぜひ次の記事をお読みいただきたい。

なぜ一流のリーダーは東京―大阪間を飛行機で移動するのか | 秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香 | ダイヤモンド・オンライン

 

女性の秘書(私)が上司の大阪出張について「なぜ飛行機か?」と問う場面を引用しよう。

 

私:「次回のご出張は、新幹線で行かれたほうが便利だと思うのですが」

上司:「そうだね、その日の移動の効率性を考えた場合は、そのとおりだ。でも、ボクは、いかに効率的に移動できるかを考えるよりも、いかにこれからの仕事にいいインパクトを残せるかを考えて行動している」

私:「新幹線よりも飛行機に乗ったほうが、仕事にいい影響を及ぼすことができるというわけですね」

上司:「そうだ。ほら、大阪に到着するとわかっていても、飛行機に乗ったら、周りは雲ばかりだろ。異空間だし、時々どこに向かっているのかわからないという感覚になるのがいいんだ」

私:「おっしゃるとおり、周りが雲ばかりだと、日本を超えて海外へ、はるばる遠くまで向かっている気分になりますものね」

上司:「そうだね。なるべく異空間に身をおいてごらん。そうすると、ふとインスピレーションが湧いてきて、今までどんなに考えてもわからなかったことが、解決に向かうことがある。素晴らしい瞬間だ。この前は思わずブラボーと叫んでしまったよ(笑)」

私:「ブラボーって。それは素晴らしいですね!」

上司:「仕事にいいインパクトを残せるというのはそういうことだ。わかってくれたかな」

 

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ほんとに信じて、ダイヤモンドの記事にまでしちゃうこの元秘書は随分とあれだが、まあ本音はこんなところか

私:「次回のご出張は、新幹線で行かれたほうが便利だと思うのですが」

本音:「うぜ〜、それじゃマイルが貯まらないし、あと少しで今度の家族旅行のマイルが貯まるんだよ。あ、積算率が一番高い普通運賃のチケットでお願いね」

私:「新幹線よりも飛行機に乗ったほうが、仕事にいい影響を及ぼすことができるというわけですね」

本音:「そんわけねーだろ。時間かかってもいいからラウンジで飲み食いしたり快適に移動したいだけだよ」

私:「おっしゃるとおり、周りが雲ばかりだと、日本を超えて海外へ、はるばる遠くまで向かっている気分になりますものね」

本音:「景色なんて見飽きたから寝てるよ。あ、トイレ近いから通路側にして、CAさんに近いほうがちょっかい出せるから、ブラボー」

私:「ブラボーって。それは素晴らしいですね!」

本音:「会社の金で私生活を充実させるのは最高なんだよ、ブラボー!」

 

というわけで、私も次回の大阪出張は、飛行機で行くことにした。ブラボー!

 

なお、約50万円の費用で、社命出張がない一般ユーザーでもJALANAの上級会員になる方法を紹介しています。

VIP達がぜひなりたいという上級会員への道のりについて、一般ユーザーでも達成可能な方法を詳しく解説していますので、皆さんもぜひご覧ください。

 

mairu-de-hawaii.hatenablog.jp

 

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なお上級会員制度について子連れ目線でメリットを紹介した記事はこちらです。 

 

mairu-de-hawaii.hatenablog.jp